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9月2日、EUはウクライナ問題で対立するロシアに対する追加的な制裁をまとめた。一方、ウクライナでは、親ロシア派が東部ドネツクの空港を政府軍から奪回すべく攻勢。ドネツク近郊で撮影(2014年 ロイター/Gleb Garanich)
[ブリュッセル/ドネツク 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、ウクライナ問題で対立するロシアに対する追加的な制裁をまとめた。3日に公表し、5日までに決定する予定。一方、ウクライナでは、親ロシア派が東部の工業都市ドネツクの空港を政府軍から奪回すべく攻勢をかけている。
9月2日、EUはウクライナ問題で対立するロシアに対する追加的な制裁をまとめた。一方、ウクライナでは、親ロシア派が東部ドネツクの空港を政府軍から奪回すべく攻勢。ドネツク近郊で撮影(2014年 ロイター/Gleb Garanich)
[ブリュッセル/ドネツク 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、ウクライナ問題で対立するロシアに対する追加的な制裁をまとめた。3日に公表し、5日までに決定する予定。一方、ウクライナでは、親ロシア派が東部の工業都市ドネツクの空港を政府軍から奪回すべく攻勢をかけている。
国連によると、ウクライナ東部での政府軍と親ロシア派の戦闘ですでに2600人以上が死亡。100万人近くが住み慣れた地を追われた。
ドネツクを支配下に置いている親ロシア派は「空港は事実上われわれの支配下にある。(それまで空港を防衛していた)ウクライナ政府軍は退却している」としている。
前週末のEU首脳会議の要請を受け、1日のEU大使級会合には、ロシアに対する追加制裁案が提出された。提案には、ロシア企業へのシンジケート融資の禁止、エネルギー関連技術の提供禁止などが盛られているという。
次期EU外交安全保障上級代表に指名されているイタリアのモゲリーニ外相は「可能な限り強力な対応をする必要がある。状況は深刻さを増している」とし、「制裁は政治的戦略の一部だと考えている」と述べた。
だが、追加制裁が採択されるかどうかは不透明だ。採択には加盟国すべての賛成が必要だが、自国経済や企業への影響を懸念する国から慎重論が出ている。
チェコのソボトカ首相は、制裁が経済に及ぼす悪影響を緩和する策を検討することになると述べた。スロバキアのフィツォ首相も、制裁は「無意味で逆効果」との見解を示している。