中国の1月新規融資、前月比急増も予想下回る 需要低迷続く
写真は人民元紙幣。2023年1月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[北京 13日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が13日発表した統計によると、1月の人民元建て新規銀行融資は前月から大幅に増加したものの、市場予想を下回り、前年同月の過去最高水準を大幅に下回った。
信用需要の低迷が国内の借り入れを引き続き圧迫している。
1月の新規融資は4兆7100億元(6815億6000万ドル)と、12月の9100億元から急増した。ただ、ロイター調査のエコノミスト予想5兆元を下回り、前年同月の5兆1300億元も下回った。
中国では通常、年初に銀行が優良顧客や市場シェアの獲得を狙って融資を前倒しするため、1月の融資は増加する傾向がある。
ただ今年は春節(旧正月)が2月中旬にずれ込んだ影響で、企業の短期資金需要が25年1月と比べ弱かった可能性がある。
ロイターの算出によると、住宅ローンを含む家計向け融資は1月に4565億元増と、12月の916億元減から回復した。企業向け融資は1兆0700億元から4兆4500億元へと大幅に増加した。
1月のマネーサプライ(M2)は前年同月比9.0%増と、ロイター調査の予想8.4%増を上回った。12月は8.5%増だった。
狭義のM1は前年同月比4.9%増と、12月の3.8%増から加速した。
1月の人民元建て融資残高は前年同月比6.1%増と過去最低の伸びとなり、12月の6.4%増から鈍化。市場予想の6.2%増も下回った。
広義の信用指標である社会融資総量(TSF)の残高は前年同月比8.2%増と、12月の8.3%増からやや減速した。政府債の発行が加速すれば、TSFの押し上げ要因となる可能性がある。
TSFには銀行貸出以外にも、新規株式公開(IPO)や社債発行、信託会社からの融資など、オフバランスの資金調達が含まれる。
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