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JPモルガン、26年通期経費が1050億ドルに増加へ アナリスト予想上回る

2025年12月10日(水)07時39分

写真はJPモルガンのロゴ看板。2023年1月、パリで撮影。REUTERS/Sarah Meyssonnier

[9日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースの消費者・地域銀行部門責任者マリアンヌ・レーク氏は9日、2026年通期決算の経費が約1050億ドルに増加するとの見通しを示した。LSEGのデータによると、アナリストらの市場予想は平均で1008億4000万ドル。

米ニューヨークで開催されたゴールドマン・サックス金融サービス会議での講演で明らかにし、成長と取引拡大がコストを押し上げる大きな要因になると説明した。また戦略的投資も経費が膨らむ要因となり、消費者・地域銀行部門がその経費増加の大部分を占めると説明した。

JPモルガンの株価は9日に前日より4.3%下落し、1日の下落率としては4月4日以来、約8カ月ぶりの大きさとなる見込み。

レーク氏は、25年第4・四半期は投資銀行部門の収入が前年同期比で1桁台前半%の増加、市場部門は10%台前半の伸びをそれぞれ予想していることも明らかにした。銀行の企業の合併・買収(M&A)の状況は、以前より建設的になっているとも指摘した。

ロイター
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