米国とスイスが通商合意、関税率15％に引き下げ 詳細14日中に公表

米国とスイスが実施していた通商協議について、グリア米通商代表部（ＵＳＴＲ）代表は１４日、実質的な合意に達したと明らかにした。スイス政府も合意に達したと明らかにし、米国がスイスに課した関税率は１５％に引き下げられると発表した。写真はスイスのベルンで３月１２日撮影（２０２５年　ロイター／Denis Balibouse）

Susan Heavey　David Lawder

［ワシントン／ベルリン　１４日　ロイター］ - 米国とスイスが実施していた通商協議について、グリア米通商代表部（ＵＳＴＲ）代表は１４日、実質的な合意に達したと明らかにした。スイス政府も合意に達したと明らかにし、米国がスイスに課した関税率は１５％に引き下げられると発表した。

グリア氏はＣＮＢＣのインタビューに対し、合意の下でスイスは製造拠点の米国への移転を進めるほか、対米貿易黒字の縮小に取り組むと説明。合意には医薬品や鉄道関連機器などに関する取り決めも含まれると述べた。

グリア氏によると、合意事項の詳細は１４日中にホワイトハウスの公式サイトで公表される。

スイス政府はトランプ米大統領の建設的な関与に謝意を表明。詳細についてこの日のうちに公表するとした。