ＥＮＥＯＳＨＤ、26年3月期予想を下方修正 原油安や円安で

写真はENEOSのロゴ。東京都内の同本社で2020年8月撮影。 REUTERS/Issei Kato

[東京 １２日 ロイター] - ＥＮＥＯＳホールディングスは１２日、２０２６年３月期通期の連結業績見通し（国際会計基準）を下方修正したと発表した。原油価格の下落や円安の影響により、石油製品の在庫評価損が増加した。純利益は前年比４０．３％減の１３５０億円を見込む。従来予想は１８５０億円だった。

修正後の会社予想は、ＩＢＥＳがまとめたアナリスト６人の予測中央値１８７７億円を下回っている。

原油価格とドル／円相場の前提を見直したことにより、原油・石油製品などの在庫評価損が１３００億円（従来予想５００億円）となる見込みで、営業利益予想は前年比２．７倍のの２９００億円（従来３６００億円）に引き下げた。売上高予想は同７．５％減の１１兆４０００億円（従来１１兆７０００億円）とした。