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HSBC、金価格予想を上方修正 26年に5000ドルも

2025年10月17日(金)20時05分

HSBCは17日、2025年の金の平均価格予想を1オンス当たり100ドル引き上げ、3455ドルとした。金の延べ棒、インドネシアの宝飾店で9日撮影(2025年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana/File Photo)

[17日 ロイター] - HSBCは17日、2025年の金の平均価格予想を1オンス当たり100ドル引き上げ、3455ドルとした。

地政学的緊張、経済の不確実性、ドル安が理由。26年には5000ドルに達する可能性があると予測した。

同行は「金価格のラリーは、地政学リスク、経済政策の不確実性、公的債務の増加により、26年上半期を通じて維持される可能性が高い」と指摘。

過去のラリーとは異なり、金市場への新規参入者の多くは必ずしも価格上昇のためではなく、分散投資と安全資産として金に投資しているとし、ラリーが収まった後も市場に留まる可能性が高いとの見方を示した。

金価格は17日に最高値を更新し、4378.69ドルとなった。

一方、ANZは16日、金価格が26年6月までに4600ドル近辺でピークに達した後、米連邦準備理事会(FRB)が金融緩和サイクルを終え、米経済成長と関税政策を巡る不透明感が後退するにつれて、下半期には徐々に下落すると予測した。

ロイター
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