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米石油大手シェブロン、来年の設備投資予算を2桁増170億ドルに

2022年12月08日(木)10時24分

 12月7日、米石油大手シェブロンは、インフレによるエネルギー生産コストの上昇に対処し、低炭素燃料プロジェクトに資金を投入するため、2023年の設備投資予算を今年から2桁増となる170億ドルにすると発表した。写真はマイケル・ワースCEO。ニューヨークで3月1日撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

[7日 ロイター] - 米石油大手シェブロンは7日、インフレによるエネルギー生産コストの上昇に対処し、低炭素燃料プロジェクトに資金を投入するため、2023年の設備投資予算を今年から2桁増となる170億ドルにすると発表した。

同社は今年の燃料価格上昇で利益を得た他の国内エネルギー企業と同様、ホワイトハウスから化石燃料供給への投資拡大を求める圧力に直面。また、ベネズエラでの事業拡大を準備している。

マイケル・ワース最高経営責任者(CEO)は「資本規律を維持しながら、伝統的なエネルギー供給と新しいエネルギー供給の双方を成長させる投資を行っている」と述べた。

シェブロンなどは長年にわたり、大型プロジェクトに対する支出を削減し、米国のシェールなどリターンの早い分野にシフトしてきた。来年の予算は増加するものの、過去10年間の200億ドル強の支出を大きく下回り、13年の419億ドルからは半分以下となる。

同社は今年、新規プロジェクトに150億ドル弱を投じ、1年前に立てた予算153億ドルをわずかに下回る見込みだ。

ロイター
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