仏経済、第4四半期はゼロ成長予想 見通し不透明＝ＩＮＳＥＥ

　１０月６日、フランス国立統計経済研究所（ＩＮＳＥＥ）は、ＧＤＰの伸びは第４・四半期にゼロ成長になるとの予想を改めて示し、ウクライナ戦争で先行きが極めて不透明になっているとした。写真は２月、パリ近郊で撮影（２０２２年　ロイター／Gonzalo Fuentes）

［パリ　６日　ロイター］ - フランス国立統計経済研究所（ＩＮＳＥＥ）は６日、国内総生産（ＧＤＰ）の伸びは第４・四半期にゼロ成長になるとの予想を改めて示し、ウクライナ戦争で先行きが極めて不透明になっているとした。

ＩＮＳＥＥは、第３・四半期のＧＤＰは０．２％増、第４・四半期はスタグネーション（景気停滞）とする予想を据え置いた。

ＩＮＳＥＥは「第３・四半期の緩やかな成長は実現の公算がより大きくなったが、第４・四半期については、地政学上の情勢やエネルギー供給、衛生状況、金融引き締めの影響など複数の不透明要因から、見通しが特に不透明なままだ」と指摘した。

第４・四半期はサービス部門が鈍化、製造業は下降する見込みという。

今年の平均成長率は２．６％と９月時点の予想から変わらず。政府は２．７％の想定で予算を策定している。