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PCとモバイル展開強化へ、新たな投資視野に=ソニー・ゲーム部門開発会社責任者
10月5日、ソニーグループのゲーム部門であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の開発会社「PlayStation Studios」の統括責任者であるハーマン・ハルスト氏はロイターとのインタビューに応じ、PCとモバイルゲームへの進出を強化するためにさらなる投資を「視野に入れている」と語った。写真はプレイステーション5のロゴ。都内で2020年11月撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)
[東京 4日 ロイター] - ソニーグループのゲーム部門であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の開発会社「PlayStation Studios」の統括責任者であるハーマン・ハルスト氏はロイターとのインタビューに応じ、PCとモバイルゲームへの進出を強化するためにさらなる投資を「視野に入れている」と語った。
SIEは「スパイダーマン」や「ゴッド・オブ・ウォー」など、1人で遊ぶことができる「シングルプレイヤーゲーム」を主力としているが、ハルスト氏はPCやモバイル、ライブサービス型ゲームへの展開を強化するために、さらなる投資を行う可能性が間違いなくあると述べた。
SIEは2022年に人気ゲーム「デスティニー(Destiny)」などで知られる米ゲーム開発会社バンジー(Bungie)を36億ドル(約4100億円・当時のレート1ドル=114円で換算)で買収したほか、アクションゲームの「エルデンリング(ELDEN RING)」で知られる開発会社フロム・ソフトウェア(東京・渋谷)への投資も決定している。ゲームの映画化も進めており、今年公開された映画「アンチャーテッド」は全世界で4億ドル(約576億円・1ドル=144円)以上の興行収入を記録。SIEの米開発会社ノーティードッグが手掛けた「ザ・ラスト・オブ・アス」のドラマシリーズは、米ドラマ制作会社HBOから来年にも放映される予定となっている。
ハルスト氏はフロム・ソフトウェア社の投資ついて「ゲームソフトの開発協力を優先的に考えるべきではあるが、ほかの機会を模索することも考えられなくもない」と語る。SIEはこれまでも開発会社を19社に拡大したほか、ビデオゲームのPC移植などを手掛ける蘭ニクセス・ソフトウェア(Nixxes Software)、モバイルゲームの米サべージ・ゲーム・スタジオ(Savage Game Studios)などの開発会社を買収している。
インタビューは9月29日に行われた。