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米11月のインフレ期待低調、3年先は2.78%に低下=NY連銀
2017年12月12日(火)03時13分
[ニューヨーク 11日 ロイター] - ニューヨーク(NY)連邦準備銀行が公表した11月の消費者調査で、米国のインフレ期待が低水準にとどまっていることが分かった。ただ労働市場についてはより楽観的な見方が示された。
連邦準備理事会(FRB)は慎重に利上げを進めるにあたり消費者調査などのデータを注視。今回の統計では1年先の期待インフレ率は2.61%と、前月から安定的に推移。3年先の期待インフレ率は2.78%と、前月の2.81%から低下した。
双方ともここ数カ月はやや上向いていたが、前年比ではともに低下。2013年半ばの統計開始以来の低水準近辺にとどまっている。
ただ、労働市場が力強さをみせていることなどを背景にFRBは今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決定する見通し。こうしたことを反映し、今回の統計では賃金の伸びと雇用に対する期待が大きく上向いた。
NY連銀は調査を外部機関に委託。約1200人の世帯主を対象にインターネットを通じて実施された。
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