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正午のドルは113円後半、米雇用統計通過後もモメンタム無し
12月11日、正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の113.61/63円。写真は都内で2009年11月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)
[東京 11日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル高/円安の113.61/63円。
8日に発表された11月の米雇用統計では、注目されていた時間当たり賃金が市場予想を下振れ、前月比0.2%増(5セント)、前年同月比2.5%増に留まった。この結果を受けて、ニューヨーク市場ではドルが113.13円まで売り込まれたが、その後は踵(きびす)を返して113.59円まで反発した。
早朝の取引で113円半ばを推移していたドルは一時113.69円まで強含み、8日のニューヨーク高値を上抜けた。
「米雇用統計で注目していた項目(賃金上昇率)が悪かった割には、ニューヨークでドルがそれほど下がらなかった」(FX会社)ことから、東京の午前の取引では、ドル売りよりはドル買いのフローが勝っていたという。
しかし、モメンタムは上下両方向に盛り上がっておらず、週中から週後半には米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中銀、英中銀の政策決定会合など政策関連のイベントを控え、投機筋もポジションを傾けにくいという。