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欧州市場サマリー(4日)
[4日 ロイター] - <為替> 米議会上院で税制改革法案が可決されたことを受け、ドルが広範な通貨に対して上昇した。ドル/円
<ロンドン株式市場> 反発。米国で税制改革法案成立に向けて進展があったことが好感された。ただ英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉が合意に至らなかったことで、ロンドン株式市場は欧州ほど値を上げなかった。
米上院が法人税引き下げを柱とする税制法案を可決したことで、金融株が広範に買われた。銀行は同法案の恩恵を最も受けるとみられているほか、リスク志向が強まる際に買われる傾向がある。HSBC
<欧州株式市場> 反発。米上院が、景気刺激策となる税制改革法案を可決したことが材料視された。同法案は相場を一段と押し上げるとみられていた。
法案可決に伴うドル高を背景に、ドルで収益を上げる銘柄が多いドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>は1.53%上昇した。
減税で最も恩恵を受けるとみられているSTOXX欧州600種銀行株指数<.SX7P>は1.20%上昇した。個別銘柄ではスペインの銀行サンタンデール
建設・資材株指数<.SXOP>は1.57%上昇し、部門別で最も大幅に伸びた。11月の英建設業購買担当者景気指数(PMI)統計で住宅建設が持ち直したことが材料視された。
<ユーロ圏債券> 域内国債利回りが上昇。米上院が税制改革法案を可決したことで、同国で利上げペースが加速するのではとの見方が広がった。
またユーロ圏財務相会合(ユーログループ)も注目された。会合ではデイセルブルム議長(オランダ財務相)の後任にポルトガルのセンテノ財務相が選出された。
域内国債利回りは3-4ベーシスポイント(bp)上昇。
ドイツ10年債利回り