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経産省、東レに事実関係の究明・再発防止策など指示
2017年11月28日(火)16時11分
11月28日、経済産業省は、東レ子会社の東レハイブリッドコード(THC)が品質データ数値の不正なデータ数値の書き換えを行っていた問題で、東レに対し事実関係の究明や再発防止策の実施など4点を指示した。同省幹部がロイターの取材に答えた。写真は都内で撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)
[東京 28日 ロイター] - 経済産業省は、東レ<3402.T>子会社の東レハイブリッドコード(THC)が品質データ数値の不正なデータ数値の書き換えを行っていた問題で、東レに対し事実関係の究明や再発防止策の実施など4点を指示した。同省幹部が28日、ロイターの取材に答えた。
東レの28日の発表によれば、THCではタイヤの形状を保持する補強材(タイヤコード)などで149件の不正な書き替えが行われていた。問題の判明は昨年7月だが、「経済産業省には昨日報告した」(東レの日覚昭広社長)という。
同省幹部は、東レに対し、1)事実関係の徹底的な究明、2)適切な顧客対応、3)事実の公表、4)再発防止策の実施──を指示したと明らかにした。
「社長を呼んで報告をさせることは考えていない」(同幹部)と、東レの今後の対応を静観する構えだ。
(浜田健太郎)
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