ニュース速報

ビジネス

日経平均は3日続伸、物色意欲が強く安寄り後切り返す

2017年11月24日(金)15時55分

 11月24日、東京株式市場で日経平均は3日続伸した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨がハト派的な内容と受け止められてドル安・円高が進行した。写真は都内の株価ボード。昨年11月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続伸した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨がハト派的な内容と受け止められてドル安・円高が進行。寄り付きから自動車などの外需株に売りが出て、一時は前日比142円安まで下げたが、好業績株中心に押し目買い意欲が強く、次第に下げ渋る展開となった。後場は日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑や円高一服でプラスに転じたものの、週末を控えて上値は限られた。

TOPIXは0.20%高。東証1部の売買代金は2兆3996億円だった。セクター別では任天堂<7974.T>の大幅高が寄与し、その他製品が上昇率トップ。小売や化学がこれに続いた。一方、非鉄金属、海運、輸送用機器などの下げが目立った。市場では「主力株に買いが入ったわけではないが、個人好みの銘柄が買われたことで幅広い買い戻しにつながった。物色のマインドは強い」(SMBC日興証券投資情報部部長の太田千尋氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、三菱マテリアル<5711.T>が大幅安。同社は23日、連結子会社の三菱電線工業と三菱伸銅が過去に製造販売した製品の一部で、検査記録データの書き換えなど不適切な行為が行われていたと発表した。不祥事を嫌気する売りが出た。半面、KDDI<9433.T>は堅調。同社は22日、英会話教室などを手がけるイーオンホールディングス(岡山市)の全株式を取得すると発表した。非通信事業の拡大に向けた取り組みが好感された。

東証1部の騰落数は、値上がり1157銘柄に対し、値下がりが781銘柄、変わらずが100銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22550.85 +27.70

寄り付き    22390.14

安値/高値   22381.01─22567.2

TOPIX<.TOPX>

終値       1780.56 +3.48

寄り付き     1769.41

安値/高値    1767.2─1781.93

東証出来高(万株) 132964

東証売買代金(億円) 23996.27

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

国内債は超長期中心に数千億円規模で投資、残高は減少

ワールド

米上院、TikTok禁止法案を可決 大統領「24日

ビジネス

アングル:ドル高の痛み、最も感じているのはどこか

ワールド

米上院、ウクライナ・イスラエル支援法案可決 24日
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 3

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 6

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 7

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 8

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中