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正午のドルは112円前半、株高には反応薄で軟調
11月22日、正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル安/円高の112.28/30円。写真は都内で2009年11月撮影(2017年 ロイター/Yuriko Nakao)
[東京 22日 ロイター] - 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、小幅にドル安/円高の112.28/30円。
感謝祭休暇とファンド勢の決算を目前に控えて参加者が細る中、ドル/円は日米の株高には反応せず、低迷する米長期金利を眺めながら、軟調な足取りとなった。
ドルは早朝の取引で112.50円と午前の高値を付けたものの、米10年国債利回りが一時2.34%台とニューヨーク終盤から続落して東京の取引を開始したことなどを受け、一時112.19円まで軟化した。
朝方には、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の発言が伝わったが、為替市場は特段の反応を示さなかった。
イエレン議長は21日、ニューヨーク大学での討論会で、バランスシートの縮小は「これまでのところ順調」と述べた上で、経済が加速も減速もしない金利水準である「均衡金利」について「近年は、市場が、われわれより若干早く(均衡金利の水準を)下方修正している」との見方を示した。
インフレは目標にそれなりに近いとの見解を示し、目標を下回るインフレ率でも徐々に金利を上昇させるのが適切であると指摘。
さらに、利上げは将来のネガティブなショックへの対応で鍵となるとの見解を示した。