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FOMC12月、予断持たずに臨む=米シカゴ連銀総裁
11月15日、米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁(写真)は、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)には予断を持たずに臨むと言明した。写真は10月チューリヒで撮影(2017年 ロイター/Arnd Wiegmann)
[ロンドン 15日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は15日、12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)には予断を持たずに臨むと言明した。
総裁は12月のFOMCについて記者団に対し「全員で議論して決定する」と述べた。
また「インフレに関してはまだ道のりは長いと私は主張してきた。経済情勢は強く、それがインフレを正しい方向に押し上げると期待しているが、引き続き緩和的な政策が必要になると思う」と述べた。
一方で、「米国の観点から見て、世界経済が改善を遂げていることは極めて有益であり、われわれの仕事を比較的容易にしている」と指摘した。
エバンズ総裁は、FRB理事のポストが複数空席となっている状況は「非常に困難」とも述べ、「理事が全員そろうことは非常に有益だ。大統領が引き続き非常に良い理事を指名し、7人全員がそろうことを期待する」と語った。
理事が全員指名されるまでどのくらいかかるかとの質問には「私には予測不可能で、全く分からない。政治の問題だ」と答えた。
来年2月に退任するイエレンFRB議長の後任に指名されたパウエルFRB理事については、理事としての経験が役に立つだろうと述べた。
*内容を追加しました。