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ドル113円後半で一進一退、海外イベント待ち
11月1日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の113円後半だった。午前は米長期金利の上昇に連れ高となったが、午後は「完全にイベント待ち」(国内金融機関)で、こう着感が強まった。写真は昨年11月撮影(2017年 ロイター/Dado Ruvic)
[東京 1日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル高/円安の113円後半だった。午前は米長期金利の上昇に連れ高となったが、午後は「完全にイベント待ち」(国内金融機関)で、こう着感が強まった。
午後のドルは一時113.96円まで上昇しきょうの高値をつけたが、値幅は上下15銭程度にとどまった。日経平均の上げ拡大は下支え要因となったものの、このところドル/円と相関性が高くなっている米金利の動きが限られた。
午後3時前、衆院本会議は、安倍晋三自民党総裁を首相に指名した。[nL4N1N72FB]相場の反応はみられなかった。
海外時間には、米国でADP全米雇用報告やISM製造業景気指数など重要指標の発表が控えている。さらに、あす以降、税制改革法案や米連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事が公表される見込みで、ポジションを傾けづらいという。
<午前のドルはじり高>
早朝113.60円台で小幅な値動きだったドルは、米長期金利の上昇に連られて上値を伸ばし、一時113.93円まで押し上げられた。ただ、高値圏では「輸出勢の売りが出ていた」(金融機関)といい、午前は114円手前で上値が抑えられる格好となった。
税制改革に一歩近づくトランプ政権だが「法人税引き下げに伴う税収減の穴埋め問題は依然解決しておらず、大統領が言うように年末までに進展があるか疑問だ」(国内証券アナリスト)との意見も出ている。
ドル/円
午後3時現在 113.91/93 1.1627/31 132.48/52
午前9時現在 113.64/66 1.1650/54 132.42/46
NY午後5時 113.62/65 1.1644/48 132.33/37
(為替マーケットチーム)