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神戸鋼に原因究明・再発防止で1カ月内の報告を指示=世耕経産相

2017年10月20日(金)11時43分

 10月20日、世耕弘成経済産業相は、閣議後の会見で、神戸製鋼所に対し、データ改ざん問題に関する原因究明と再発防止策について、1カ月以内に報告するよう指示したことを明らかにした。写真は8月に首相官邸で会見する同経済産業省(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

[東京 20日 ロイター] - 世耕弘成経済産業相は20日、閣議後の会見で、神戸製鋼所<5406.T>に対し、データ改ざん問題に関する原因究明と再発防止策について、1カ月以内に報告するよう指示したことを明らかにした。

また、追加不正事案の有無について早急に調査を完了し、安全性の検証について2週間程度で分かったことを公表するよう指示したという。

同相は「迅速な安全性の検証が最優先されるべき」だと指摘、「民間企業同士の問題だが、国としても積極的に関与していきたい」と述べた。

そのうえで神戸製鋼の適切、迅速な対応を期待するとした。

同社だけでなく、日産自動車<7201.T>でも検査の不正が明らかになるなど、企業の不祥事が相次いでいることに関して「今後、原因究明が行われる中で、ガバナンスの問題なのか、経営陣の現場の掌握に問題があるのか明らかにして、産業界全体で共有し、二度と起こらないように取り組むことが重要」と語った。

(宮崎亜巳)

ロイター
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