ニュース速報

ビジネス

貿易収支、9月は6702億円の黒字 半期ベースは4期連続黒字

2017年10月19日(木)10時46分

 10月19日、財務省が発表した9月貿易統計速報は、貿易収支が6702億円の黒字だった。黒字は4カ月連続。写真は東京湾の港に積まれたコンテナ。2014年4月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai/File Photo)

[東京 19日 ロイター] - 財務省が19日発表した9月貿易統計速報は、貿易収支が6702億円の黒字だった。黒字は4カ月連続。ロイター予測中央値の5598億円の黒字を上回った。2017年4─9月の上半期では1兆9190億円の黒字で、4期連続の黒字を記録した。

9月の輸出は前年比14.1%増の6兆8110億円となった。増加品目は原動機(同19.6%増)、半導体等電子部品(同12.3%増)、有機化合物(同31.5%増)など。

地域別では米国向けが同11.1%増で、8カ月連続の増加となった。輸出から輸入を差し引いた収支は6166億円の黒字。中国向け輸出は同29.3%増だった。

一方、9月の輸入は前年比12.0%増の6兆1408億円だった。増加品目は原粗油(同15.0%増)、石炭(同41.8%増)、医薬品(同18.4%増)など。輸入で減少したのは、中国からの携帯電話で同22.2%減となった。「今後の新機種発売を見込み、輸入が控えられた可能性がある」(財務省幹部)という。

この結果、17年度4─9月期の貿易黒字は前年同期比で20.3%減ながら、1兆9190億円を確保した。

米国への輸出は3000cc超の自動車などが堅調で、10.6%増と4期ぶりの増加に転じた。

*内容を追加しました。

(梅川崇)

ロイター
Copyright (C) 2017 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア・ガスプロム、今年初のアジア向けLNGカーゴ

ワールド

豪CPI、第1四半期は予想以上に上昇 年内利下げの

ワールド

麻生自民副総裁、トランプ氏とNYで会談 中国の課題

ビジネス

米石油・ガス業界のM&A、第1四半期は過去最高の5
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 3

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 6

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 7

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 8

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中