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ドル上昇、消費者物価指標に注目=NY市場
9月13日、8月の米卸売物価指数(PPI)が一転上昇したことを受け、終盤のニューヨーク外為市場はドルが上昇した。写真はドル紙幣、昨年10月撮影(2017年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 8月の米卸売物価指数(PPI)が一転上昇したことを受け、終盤のニューヨーク外為市場はドルが上昇した。
連邦準備理事会(FRB)が次の利上げ時期を探る中、14日公表予定の8月消費者物価指数(CPI)に注目が集まる。
ドル指数<.DXY>が0.6%高の92.435。一時92.53まで上昇し、約1週間ぶりの高値をつけた。リスク選好の改善に伴い、ドル指数は今週上昇していた。PPI統計を受け、上昇が加速した。
ドルは対ユーロでも上昇した。ユーロ/ドル
英ポンドは中銀金融政策委員会の結果を翌日に控え、利益確定の売りが出て値下がりした。
米労働省が発表した8月PPI(最終需要向け財・サービス)は前月比0.2%上昇した。市場予想の0.3%上昇を下回ったが、7月(0.1%下落)からプラス圏に再浮上した。
米PPIについて、ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツの世界市場戦略責任者、カール・スカモッタ氏は「上昇に転じたこと自体、国内景気が基調的な勢いを保つことを示している」と指摘。「全体的な需要動向は非常に底堅く、実体経済の需要増大に物価が反応し出しつつある」と話した。
ドル高について、TD証券のシニア通貨ストラテジスト、マゼン・イッサ氏は、翌日公表のCPIが堅調な内容になるとの市場期待が一因とも指摘した。
ドル/円 NY終値 110.47/110.50
始値 109.94
高値 110.69
安値 109.95
ユーロ/ドル NY終値 1.1885/1.1888
始値 1.1985
高値 1.1989
安値 1.1874
*表を更新しました。
(表はロイターデータに基づいています)