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NAFTA再交渉、労働問題巡りメキシコと米・カナダが対立
2017年09月04日(月)12時45分
9月3日、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で、賃金格差などの労働問題を巡り、メキシコと米・カナダ両国の対立が表面化している。写真は米国向け輸出品を組み立てる工場で働く従業員。メキシコのシウダー・フアレスで7月撮影(2017年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)
[メキシコ市 3日 ロイター] - 北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉で、賃金格差などの労働問題を巡り、メキシコと米・カナダ両国の対立が表面化している。
カナダ最大の民間労組は、メキシコが労働基準の改善に合意しなければ、NAFTAを破棄するべきだと主張。
米・カナダ両国の労働組合は、メキシコの労働基準が緩く、賃金も低いため、米国やカナダの労働者が犠牲になっていると主張しているが、メキシコ政府・企業経営者は賃金を米・カナダ並みに引き上げることに強く反対、協定に労働条件を盛り込むべきではないとの立場を示している。
カナダの労組ユニフォーの幹部は「(NAFTAは)労働階級にとって劣悪な通商協定だった」と発言。「通商協定に労働基準が盛り込まれなければ、通商協定を結ぶべきではない」と述べた。
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