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欧州市場サマリー(18日)
[18日 ロイター] - <為替> ドルが対円で4カ月ぶり安値に下落。トランプ米政権の経済政策実行能力を巡る先行き不透明感が高まっていることでドルが売られている。ドルは対スイスフランでも一時1週間ぶり安値をつけた。
外為市場:[USD/J]
<ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。スペインの観光地で起きた車両攻撃を受け、全体的にリスク選好が弱まった。中でも消費財と金融、航空銘柄の値下がりが際立った。FT100種は週間ベースでは小幅に伸びた。
ブリティッシュエアウェイズを傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)
バークレイズキャピタルのトレーダー、ジョン・ムーア氏は「今日は航空と娯楽業界全体が値下がりしている。完全に攻撃事件に起因している」と述べた。
ロンドン株式市場:[.LJP]
<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。スペイン有数の観光地バルセロナで17日に発生した車両突入テロを受け、旅行関連株が大幅安となった。
この日は全部門がマイナス圏で取引された。
旅行・娯楽関連株指数<.SXTP>は1.46%低下。中でも観光動向に影響を受ける株が売り込まれる中、航空銘柄が大幅安となった。
格安航空会社(LCC)の英イージージェット
スペイン国営の空港運営会社アエナ
欧州株式市場:[.FJ]
<ユーロ圏債券> 高格付け国債の価格が上昇、利回りは低下した。米トランプ政権の政策運営を巡り不安が広がるなか、株式に売りが出るなど、リスクオフの流れとなった。
ドイツ10年債利回り
ある市場関係者は「米S&P500株価指数<.SPX>が前日1.5%値下がりするなか、リスクオフ絡みで債券への質への逃避の動きが多少みられた」と述べた。
スペイン北東部バルセロナの繁華街で前日、歩道に車両が突っ込み、多数の死傷者が出たことも市場に警戒感を引き起こした。
格付け会社フィッチ・レーティングスはこの日、ギリシャの信用格付けの見直しを予定している。同社の格付けは現在「CCC」だが、DZ銀のアナリストによると、2段階格上げされる可能性もあるという。
ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]