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GPIF、国内債券1兆0500億円程度の売り越し=4─6月期運用実績
2017年08月04日(金)15時45分
8月4日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が発表した2017年4─6月期運用実績によると、国内債券の売り越し額は1兆0500億円程度だった。写真は都内で昨年4月撮影(2017年 ロイター/Thomas Peter)
[東京 4日 ロイター] - 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が4日発表した2017年4─6月期運用実績によると、国内債券の売り越し額は1兆0500億円程度だった。運用損益ベースでは円安、株高の流れを受けて5兆1153億円の利益を積み上げ、6月末の資産残高は149兆1987億円と、自主運用を始めた01年度以降で最大となった。
厚生労働省によると、年金特別会計が保有する短期資産は6月末時点で約4兆4000億円だった。推計では、4月からの3カ月間で国内債券の保有残高を1兆円規模で減らす一方、外国債券は2190億円程度買い越した。
株式運用では国内分が10億円程度、海外分は1130億円程度、それぞれ売り越した。
運用益を確保したのは4四半期連続。保有資産の構成割合は6月末時点で国内債券30.48%、国内株式24.41%、外国債券13.53%、外国株式23.91%となった。
(梅川崇)
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