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米FRB、年内あと1回の利上げ理に適う=フィラデルフィア連銀総裁
6月27日、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、このところの軟調なインフレが一時的なものである公算が大きいことを踏まえると、FRBが年内あと1回の利上げを実施することは理に適うとの見解を示した。FRB本部ビル(2017年 ロイター/Kevin Lamarque )
[ロンドン 27日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は27日、このところの軟調なインフレが一時的なものである公算が大きいことを踏まえると、連邦準備理事会(FRB)が年内あと1回の利上げを実施することは理に適うとの見解を示した。ただインフレがFRBが目標とする水準に達するには若干時間がかかる可能性はあるとの見方も示した。
同総裁はロンドンで行う講演の原稿で「FRBが正しい軌道に乗っているとの見方を変えていない」とし、「インフレに下向き圧力をかけている要因は一時的なものとみている」と指摘。
「緩和措置の緩やかな引き揚げの継続を引き続き支持している」とし、「年内あと1回の利上げ実施が適切であるとの考えを変えていない」とした。
ただインフレ率がFRBが目標とする2%に回復すると予想される時期については2018年初旬とし、従来予想の2017年終盤からやや後ずれさせた。
ハーカー総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っている。
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