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独鉱工業生産指数、4月は前月比0.8%上昇 予想上回る
2017年06月08日(木)16時59分
[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツ経済省が発表した4月の鉱工業生産指数は前月比0.8%上昇し、0.1%低下(上方改定後)した3月からプラスに転じた。上昇率は予想の0.5%を上回った。
エネルギーや中間財の生産が伸びた。一方、建設活動や消費財の生産は軟化した。
INGのエコノミスト、カーステン・ブレゼスキ氏は「ドイツ経済の回復は9年目に入っており、この回復が突然停止する兆候は見当たらない」と指摘。「4月の鉱工業生産指数はこうした状況を裏付けるだけでなく、回復がさらに加速する可能性を示唆している」と述べた。
経済省は鉱工業生産について、上向きの傾向が続いているとし、堅調な注文・販売状況に加え、力強い業況感が鉱工業・建設部門の改善持続を示唆していると指摘した。
サル・オッペンハイムのエコノミスト、ウルリケ・カステンス氏は、鉱工業部門が好調に第2・四半期のスタートを切ったと述べ、第2・四半期の成長率は概ね第1・四半期と一致するとの見方を示した。
第1・四半期の独国内総生産(GDP)は前期比0.6%増だった。
*内容を追加しました。
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