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前場の日経平均は続落、円高進行を嫌気
2017年05月30日(火)12時11分
5月30日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比106円38銭安の1万9576円19銭となり続落した。2015年3月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比106円38銭安の1万9576円19銭となり続落した。前日の米英市場が休場で手掛かり材料に乏しく、朝方は横ばいで始まったものの、為替が1ドル110円台後半まで円高に振れると売りが優勢になった。先物主導で下げ幅は100円を超えたが、日本株はバリュエーション面で依然割安との見方も多く、下値は限定的だった。前場の東証1部売買代金は1兆円を下回った。
海外投資家の参加が少なく薄商いの中、ギリシャの債務問題やイタリアの政局不安など欧州情勢を材料に短期筋がドル売り、株先物売りを仕掛けたとみられている。市場では「今週は国内外で景況感に影響を与える経済指標の発表も多く、引き続き相場を動かす材料にされやすい」(内藤証券投資調査部部長の浅井陽造氏)と警戒する声が出ていた。
東証1部騰落数は、値上がり474銘柄に対し、値下がりが1397銘柄、変わらずが142銘柄だった。
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