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ユーロ相場はドイツには低過ぎる、為替はECBの専管事項=首相
2017年02月20日(月)06時55分
2月18日、ドイツのメルケル首相は、ユーロ相場はドイツには低過ぎるとの考えを示唆した上で、金融政策はECBの専管事項であり、独政府に対処する権限はないとの認識を示した。ミュンヘンの安全保障会議で撮影(2017年 ロイター/Michael Dalder)
[ミュンヘン 18日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は18日、ユーロ相場はドイツには低過ぎるとの考えを示唆した上で、金融政策は欧州中央銀行(ECB)の専管事項であり、独政府に対処する権限はないとの認識を示した。
首相はミュンヘンで開かれた安全保障会議で「現在ユーロ圏では当然ユーロ相場に関する問題がある」と指摘した。
「ECBの金融政策はドイツよりもポルトガルやスロベニア、スロバキアなどに合わせて策定されている。もしドイツマルクが存続していれば、現在のユーロ相場と異なった水準にあったのは間違いない」との見方を示した。
その上で「これはECBの独立した金融政策に関わる問題で、独首相が影響を及ぼすことはできない」と言明した。
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