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ドイツ財務省、IMF抜きのギリシャ支援準備との報道否定

2017年01月19日(木)01時12分

 1月18日、ドイツのショイブレ財務相(写真)が、国際通貨基金(IMF)抜きでもギリシャ支援を継続できるよう準備を進めていることが明らかになった。独紙ビルトが伝えた。2016年10月撮影(2017年 ロイター/James Lawler Duggan)

[ベルリン 18日 ロイター] - 独財務省報道官は18日、ドイツは国際通貨基金(IMF)がギリシャ支援策に参加すると引き続き想定していると述べ、IMF抜きの支援を検討しているとの報道を否定した。

これに先立ち、独紙ビルトは、IMFが加わらなくてもギリシャ支援を継続できるようショイブレ独財務相が準備を進めていると報じていた。

ドイツ財務省の報道官は「IMFの参加は約束されており必要だ」とし、IMFが参加するとの見方を維持していると語った。

IMFは、ギリシャ支援はこれが最後で、大規模な債務削減策が盛り込まれた場合に限り参加するとの立場だ。

これに対し、ショイブレ財務相は、債務軽減はギリシャの改革意欲を削ぐと主張している。

報道によると、財務相はこれまでギリシャ支援プログラムの承認を議会に求める条件としてIMFの参加を挙げていたたため、IMFが加わらない場合に備えて作業を進めている。

ショイブレ財務相は欧州安定メカニズム(ESM)がIMFの代わりを務めることを想定しているという。財務相はこれまで、ユーロ圏の財政規律徹底を担う欧州委員会の役割の一部をESMに移管することが望ましいとの考えを示している。

ビルト紙によると、ギリシャ支援プログラムの修正をめぐる採決は9月の総選挙前に実施する見込みとしている。

*内容を追加します。

ロイター
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