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理解得ること重要、政府も後押し=トランプ氏発言で世耕経産相
1月6日、世耕弘成経済産業相は、閣議後の会見で、米次期大統領がトヨタ自動車に対し、米国で生産しなければ高額の税金をかけると警告したことについて、民間企業の問題としながら「政府が後押しし、伝えるべきことがあれば伝えたい」と述べた。写真は世耕大臣。都内で昨年8月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 6日 ロイター] - 世耕弘成経済産業相は6日、閣議後の会見で、米次期大統領がトヨタ自動車<7203.T>に対し、米国で生産しなければ高額の税金をかけると警告したことについて、民間企業の問題としながら「政府が後押しし、伝えるべきことがあれば伝えたい」と述べた。
具体的な対応は「政権発足前の段階なので、政権が発足してからよく検討したい」とした。
日本の自動車産業は、米国での現地生産を拡大するなかで、雇用など米国経済に多大な貢献をしてきたと指摘、「こうした努力と実績、これから日本の自動車産業が米国でどういうビジネスを展開していくかについて、幅広く理解を得ていくことが重要」だと述べた。
トランプ米次期大統領は5日、ツイッターへの投稿でトヨタに対し、米国市場向けの自動車をメキシコの工場で生産するなら、多額の税金をかけると警告した。
同社の株価は6日午前の東京株式市場で、海外事業に対する懸念から続落している。
日本政府、企業は次期トランプ政権に対し、どのような準備をしていくべきか、との質問に、日本の企業のこれまでの取り組み、今後の計画について説明していくことが重要とし「日本はこれまでもアメリカの雇用に貢献しているし、これからも貢献できるだろう」と答えた。
(宮崎亜巳)