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米株は下落、金利敏感株・一般消費財株に売り
10月27日、米国株式市場は、ヘルスケア関連株に買いが入ったものの、金利敏感株のほか一般消費財関連株が売られたことで、不安定な取引のなか下落して終了した。NY証券取引所で21日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 27日 ロイター] - 米国株式市場は、ヘルスケア関連株に買いが入ったものの、金利敏感株のほか一般消費財関連株が売られたことで、不安定な取引のなか下落して終了した。
これまで発表されたS&P500種企業の第3・四半期決算は総じてアナリスト予想を上回り、2015年第2・四半期以来の増益を確保する流れとなっている。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、10月初め時点で0.5%減だったS&P500種企業の利益見通しは2.6%増まで持ち直した。
ただこの日は米10年国債利回りが一時5カ月ぶりの高水準に跳ね上がって金利敏感株が圧迫された。不動産<.SPLRCR>は2.5%安と約6週間ぶりの下落率となったほか、公益<.SPLRCU>が0.5%安だった。
グローバル・マーケッツ・アドバイザリー・グループのシニア市場ストラテジスト、ピーター・ケニー氏は「4期続いた減益基調に終止符が打たれれば株価にプラスとなるが、そう断言するには決算発表シーズンの段階としてまだ早過ぎる」と指摘。10年債利回りの上昇も相場にはやや逆風になったとの見方を示した。
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騰落銘柄比率はニューヨーク証券取引所が2.61対1、ナスダックが1.99対1でいずれも下げが優勢だった。米取引所の合計出来高は約72億株と、過去20営業日平均の63億5000万株を上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 18169.68 -29.65 -0.16 18234.81 18253.20 18149.20 <.DJI>
前営業日終値 18199.33
ナスダック総合 5215.97 -34.29 -0.65 5272.19 5274.12 5211.75 <.IXIC>
前営業日終値 5250.27
S&P総合500種 2133.04 -6.39 -0.30 2144.06 2147.13 2132.52 <.SPX>
前営業日終値 2139.43
ダウ輸送株20種 8014.96 +47.94 +0.60 <.DJT>
ダウ公共株15種 660.07 -3.35 -0.51 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 823.74 -3.48 -0.42 <.SOX>
VIX指数 15.36 +1.12 +7.87 <.VIX>
S&P一般消費財 621.05 -5.42 -0.87 <.SPLRCD>
S&P素材 292.59 -0.19 -0.07 <.SPLRCM>
S&P工業 490.33 -3.61 -0.73 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 537.61 -2.73 -0.50 <.SPLRCS>
S&P金融 329.42 +0.68 +0.21 <.SPSY>
S&P不動産 186.47 -4.68 -2.45 <.SPLRCREC>
S&Pエネルギー 513.05 -1.70 -0.33 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 800.51 +4.20 +0.53 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 158.30 +2.51 +1.61 <.SPLRCL>
S&P情報技術 800.95 -3.57 -0.44 <.SPLRCT>
S&P公益事業 245.30 -1.31 -0.53 <.SPLRCU>
NYSE出来高 9.84億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 17475 + 125 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 17450 + 100 大阪比 <0#NIY:>