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ポンド・ユーロ反発、欧州の追加緩和観測が後退=NY市場
10月25日、終盤のニューヨーク外為市場では、ポンドとユーロがドルに対して朝方の安値から切り返した。3月撮影(2016年 ロイター/Phil Noble/Illustration/File Photo)
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ポンドとユーロがドルに対して朝方の安値から切り返した。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のカーニー総裁の発言で、欧州の追加金融緩和観測が後退した。これにつられてドルは対円でも値を消した。
ユーロ/ドル
カーニー総裁は、11月3日の金融政策委員会における政策判断で「間違いなく」最近のポンド安を考慮に入れると表明。アナリストによると、これがBOEの早期追加利下げ期待に水を差した上に、欧州中央銀行(ECB)が緩和強化に動くとの観測も後退した。
BKアセット・マネジメントのマネジングディレクター、キャシー・ライアン氏は「カーニー氏の発言は欧州の緩和に疑問を投げかけた」と指摘し、市場参加者はユーロとポンドの買い戻しに動いている公算が大きいと述べた。
終盤のドル/円
約9カ月ぶりの水準まで上昇する場面があった主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.07%安の98.687となった。
TJMブローカレッジの外為共同責任者リチャード・スカローン氏は「市場はあまりにもドル買い持ちに傾き過ぎていた」と語った。
ドル/円 NY終値 104.22/104.24
始値 104.56
高値 104.87
安値 104.12
ユーロ/ドル NY終値 1.0886/1.0890
始値 1.0877
高値 1.0904
安値 1.0851