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米国株は反発、ドイツ銀持ち直し金融株に買い

2016年10月01日(土)07時37分

9月30日、米国株式市場は反発して取引を終えた。写真は2014年6月、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2016年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。ドイツ銀行の経営状態に対する懸念が和らいだことで、金融株が広く買われた。

S&P金融株指数は<.SPSY>は約1.4%上昇し、およそ2カ月ぶりの大幅なプラスとなった。

米国の株式市場に上場するドイツ銀の株価は14.0%値上がりした。モーゲージ担保証券(MBS)の不正販売問題に絡み、54億ドルの支払いで米司法省と和解合意に近づいたとするAFPの報道が材料視された。米司法省は当初、最大140億ドルの支払いを要求。ドイツ銀の経営の先行きが不安視されていた。

バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)とシティグループはともに3%超の値上がりとなったほか、JPモルガンも1.4%上昇。銀行株がS&Pを押し上げた。

ゴールドマン・サックスは1.5%高。ダウ平均の構成銘柄で最も大きく値上がりした。

S&Pの主要11部門のうち8部門が上昇した。今週は原油価格が大きく値上がりしたことから、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は約1.3%上昇した。

週間ベースでは主要3指数とも3週続伸となった。

米取引所の合算出来高は約75億株。直近20営業日の平均である71億株を上回った。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は2.40対1だった。ナスダックも2.69対1で上げが下げを上回った。

ロイター
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