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ドイツ銀懸念和らぎユーロ持ち直し、円高は3四半期連続=NY外為
9月30日、終盤のニューヨーク外為市場では、ドイツ銀行をめぐる懸念が和らぐなか、ユーロがドルに対して持ち直す動きとなった。写真は前年3月、ウィーンで撮影(2016年 ロイターHeinz-Peter Bader)
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドイツ銀行をめぐる懸念が和らぐなか、ユーロがドルに対して持ち直す動きとなった。円相場は1ドル101円台前半での取引。
AFPは関係筋の話として、米司法省がドイツ銀に科すモーゲージ担保証券(MBS)の不正販売問題をめぐる罰金について、当初科すとしていた最大140億ドルから54億ドルに大幅に削減することで合意に近づいていると報じた。
ドイツ銀の米国預託証券(ADR)は15%急騰。前日には最安値をつけていた。
スコシアバンク(トロント)の首席FXストラテジスト、ショーン・オズボーン氏は「ドイツ銀の見通しをめぐり悲観的な見方が後退したようだ」と述べた。
ユーロ/ドルは9月全体で約0.8%上昇、第3・四半期では1.2%上昇となる勢い。
円はドルに対し一時101.75円をつけ、その後は0.34%安の101.35円。第3・四半期では約1.8%の円高となる勢い。円高の流れは3四半期連続。
中国人民元は国内でのスポット取引で横ばいとなる1ドル6.6745元。人民元は10月1日から国際通貨基金(IMF)の準備資産である特別引き出し権(SDR)の構成通貨に加わる。