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完全失業率、8月は3.1%に小幅上昇 有効求人倍率横ばい

2016年09月30日(金)10時01分

 9月30日、総務省が発表した8月の完全失業率(季節調整値)は3.1%で7月(3.0%)から悪化した。厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は1.37倍と前月から横ばいとなった。写真は都内の通勤者、2月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 30日 ロイター] - 総務省が30日発表した8月の完全失業率(季節調整値)は3.1%となり、前月から0.1%ポイント上昇した。厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は1.37倍と前月から横ばい。3カ月連続で同水準となった。

完全失業率は、ロイターの事前予測調査で3.0%と予想されていた。

季節調整値で見た8月の就業者は前月比12万人減の6464万人となった。一方、完全失業者は同9万人増の210万人。非労働力人口は同5万人増の4399万人となった。

この結果、完全失業率は前月から0.1%ポイント上昇し3.1%となった。もっとも、レベル自体は21年ぶりの低水準で推移しており、原数値でみた就業者数や就業率、雇用者数などで女性を中心に改善基調が継続。総務省では「雇用情勢は引き続き改善傾向で推移している」と判断している。

有効求人倍率は、ロイターの事前予測調査で1.37倍が見込まれていたが、結果はこれと同水準だった。

新規求人倍率は2.02倍と前月から上昇。有効求人数は前月比0.1%減、有効求職者数は同0.5%増だった。

*内容を追加しました。

ロイター
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