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米下院金融委、WファーゴCEOに辞任要求 銀行解体提案も
9月29日、米銀行大手ウェルズ・ファーゴの一部従業員が顧客に無断で200万もの口座を開いた問題をめぐり、ジョン・スタンプCEO(写真)が2度目の議会証言を行った。(2016年 ロイター/Gary Cameron)
[ワシントン/ニューヨーク 29日 ロイター] - 米銀行大手ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)
下院金融委員会で開かれた公聴会では、民主・共和両党の議員がWファーゴの不適切な営業慣行へのCEOの対応を強く非難。CEOの引責辞任や同行の解体を求める声が上がった。
同委員会で民主党トップのマキシン・ウォーターズ議員は、無断の口座開設はなりすまし犯罪に相当すると指摘。また、Wファーゴは管理するには組織が大き過ぎるため解体すべきとの考えを示した。
スタンプCEOは公聴会で不適切な営業慣行への対応策を提示したが、議員らはWファーゴの企業文化、CEOが受け取る報酬に加え、無断の口座開設をめぐり責任者が適切に処罰されるかどうかについて厳しく追及した。
共和党のミック・マルバニー議員は「今回の不祥事が市場や金融業界に与えたダメージは、Wファーゴ自体へのダメージをはるかに上回る」と指摘した。
Wファーゴの株価は不祥事が公になる前日(9月7日)の終値から約11%下落している。