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米第2四半期GDP統計、過度に反応するべきでない=ダラス連銀総裁
2016年07月30日(土)04時44分
7月29日、カプラン米ダラス地区連銀総裁は1回の経済指標に過度に反応すべきでないとの考えを示した。写真はFRBビル、昨年9月撮影。(2016年 ロイター/Kevin Lamarque)
[アルバカーキ(米ニューメキシコ州) 29日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は29日、この日に発表された第2・四半期の米成長率が予想を下回ったことについて、1回の経済指標に過度に反応することがあってはならないとの考えを示した。
商務省が朝方発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率で1.2%増となり、予想の2.6%増を大きく下回った。
同総裁はこれについてニューメキシコ州の地銀協会で行なった講演後に記者団に対し、「1回の経済指標に過度に反応することはできない。今後修正される可能性もある」と述べた。
そのうえで、9月の次回連邦公開市場委員会(FOMC)までにGDPの勢い、労働市場の改善、およびインフレ率の進展などに関する情報に注視し続けるとの立場を示した。
これに先立ち行なった講演では、FRBが掲げる完全雇用と2%のインフレを達成するとの目標に向け米経済は緩慢ながらも前進し続けているとの認識を示した。
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