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インタビュー:EU離脱後の英貿易交渉、慎重に進める=貿易担当相

2016年07月27日(水)13時58分

 7月26日、英国のプライス貿易・投資担当相(写真左)はEU離脱に伴う貿易協定交渉は慎重に進めるべきとし、交渉担当者の数を数カ月以内に現在の40人から300人程度に増やす必要があると述べた。写真は9日、中国・上海G20貿易大臣会合で撮影(2016年 ロイター/Aly Song)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 英国のプライス貿易・投資担当相は欧州連合(EU)離脱に伴う貿易協定交渉を慎重に進める考えを明らかにし、交渉担当者の数を数カ月以内に現在の40人から300人程度に増やす必要があると述べた。ニューヨークでインタビューに応じた。

プライス氏は米国の政治家や投資家と意見交換し、英国がEUから離脱した後に締結する貿易協定がどのような形にするかを探っていると述べた。

EU離脱後の英・EU関係がより明確にならなければ正式な貿易協定交渉を始めることはできないとし、まずは交渉担当者などを増やす必要があると指摘。「300人を確保しなければならない」と述べた。

貿易協定の締結では米国と中国の優先度が高いとし、1年以内に米国との協定に関する選択肢について検討を始める方針を明らかにした。米国がEUと交渉を進めている環大西洋貿易投資協定(TTIP)が「良い土台」になると述べた上で「一段の自由化を進めたい」と語った。

交渉相手となる米新政権について「特定の候補を念頭に置いているわけではない」とし「いずれの候補も英国には友好的だ」と述べた。

ロイター
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