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名目GDP600兆円、1%弱の成長では24年度でも届かず=内閣府試算
2016年07月26日(火)11時32分
7月26日、政府が開催した経済財政諮問会議で、内閣府は新たな財政の中長期試算を提示した。安倍晋三首相が目指す名目GDP600兆円は、実質2%以上の経済再生ケースで2021年度に達成するのに対し、1%弱の成長なら24年度になっても達成できない見込み。写真は都内で昨年5月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 26日 ロイター] - 政府が26日開催した経済財政諮問会議で、内閣府は新たな財政の中長期試算を提示した。安倍晋三首相が目指す名目GDP600兆円は、実質2%以上の経済再生ケースで2021年度に達成するのに対し、1%弱の成長なら24年度になっても達成できない見込み。
20年度の基礎的財政収支は再生ケースなら5.5兆円程度の赤字、現実に近い1%弱のベースラインケースでは9.2兆円程度の赤字が残る見通し。19年10月に消費税10%への引き上げを前提としてもなお、目標である黒字化に遠い。
(中川泉 編集:宮崎大)
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