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三菱自やマツダなど5社がリコール、タカタ製エアバッグ問題で
6月30日、マツダは、タカタ製エアバッグ部品問題で世界で約157万台をリコールすると発表した。写真のロゴはボスニア・ヘルツェゴビナで4月撮影(2016年 ロイター/Dado Ruvic)
[東京 30日 ロイター] - タカタ<7312.T>製エアバッグ部品の欠陥問題で、三菱自動車<7211.T>など計5社が30日、約144万台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。対象は、火薬の劣化を防ぐ乾燥剤が入っていないインフレ―ター(ガス発生装置)と呼ぶエアバッグ部品が使われた車両。高温多湿など一定の環境下に長期間さらされると部品が異常破裂する恐れがあり、米当局や同省が各社にリコールするよう要請していた。
三菱自は「eKワゴン」など8車種計約52万台(2006年―16年製造)、富士重工業<7270.T>が「レガシィ」約29万台(03年―09年製造)、メルセデス・ベンツ[DAIGAR.UL]が「A170」など57車種計約9万3000台(04年―14年製造)、UDトラックスが「クオン」など約4万7000台(10年―16年製造)がそれぞれ国交省にリコールを届け出た。
マツダ<7261.T>は国内で「デミオ」など5車種計約49万台、中国など海外で販売された分も含めると計約157万台(03年―16年製造)をリコールする。
*内容を追加します。
(白木真紀 編集:田中志保)