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中国の金利規制復活報道、人民銀が否定
2016年06月28日(火)02時17分
6月27日、人民銀は金利規制の復活報道を否定する声明を発表した。写真は人民元紙幣。北京で3月撮影(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon/File Photo)
[北京 27日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は27日、中国政府が銀行の預金金利と貸出金利の規制を復活させたとする報道を否定する声明を発表した。
どの報道機関が報じたのかは現時点で不明だが、人民銀は、複数の報道機関が金利規制の復活に言及し、金利改革の後退だと指摘していると説明した。
人民銀は「これらの報道は事実をゆがめており、世論を間違った方向に導く。ニュース産業の誠実さに反するとともに無責任なこうした行動を非難する」と述べ、法的手段をとることも留保しているとした。
人民銀は、金利規制を復活させたのではなく、市場の秩序を保つために、北京にある銀行が預金金利と貸出金利に関する交渉を行ったのだと指摘した。
中国は市場原理に基づいた経済へ移行する改革の一環として貸出金利と預金金利に対する規制を撤廃した。ただ、銀行は今でも預金の受け入れや融資の実行において、人民銀の指標金利を参照している。
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