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独仏外相が連名で論文、「強い欧州」へ経済統合強化など提案
6月26日、独仏両国の外相は、「不透明な世界における強い欧州」というタイトルの9ページの文書を作成した。写真はベルギー・EU委員会本部で4月撮影(2016年 ロイター/Francois Lenoir)
[ベルリン 26日 ロイター] - 独仏両国の外相は、「不透明な世界における強い欧州」というタイトルの9ページの文書を作成した。ロイターがコピーを確認した。この中で両外相は、共通の欧州安全保障、移民政策、経済統合の強化を提案している。
この論文の作成作業は、23日の国民投票で英国が欧州連合(EU)離脱を決定する前から始まっていた。
ドイツのシュタインマイヤー外相とフランスのエロー外相は、EUは「真価が厳しく問われている」と指摘。経済成長の回復ペースが鈍化する中、南部や東部は一連の危機で困難に直面したとした。
その上で、「静かに忍び寄るわれわれの欧州プロジェクトの崩壊を防ぐため、われわれは本質的要素、および市民の具体的な期待を満たすことに一段と注力しなければならない」と訴えた。
両外相はまた、欧州の統合深化に向けた考え方が加盟各国で異なると認識するのは重要だと指摘。「欧州が全ての欧州市民の期待によりうまく沿うようにするため、われわれは異なる熱意のレベルに対処するより良い方法を見つけなければならない」とした。