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消費増税、首相が関係者の意見聞き適時適切に判断=菅官房長官
5月30日、菅義偉官房長官=写真=は午前の会見で、来年4月に予定している消費税率の引き上げを延期するかどうかについて「安倍晋三首相が関係者の意見を聞いて適時適切に判断し、参議院選挙前に明らかにする」と語った。都内で昨年1月撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 30日 ロイター] - 菅義偉官房長官は30日午前の会見で、来年4月に予定している消費税率の引き上げを延期するかどうかについて「安倍晋三首相が関係者の意見を聞いて適時適切に判断し、参議院選挙前に明らかにする」と語った。
自民党の高村正彦副総裁は同日午前、官邸で安倍首相と会談した後、記者団に対し、消費増税について安倍首相から2年半先延ばしするとの発言があったことを明らかにしている。
菅官房長官は消費税率引き上げ判断について「首相が(伊勢志摩)サミット後の会見で、世界経済の成長に貢献するため日本として何をなすべきか、消費税率も含めて検討し、参議院選挙前に明らかにすると発言している。消費増税については政府与党内で調整中だ」と語った。
消費税引き上げ延期に関連して衆議院を解散するとの思惑が広がっていることに関しては「首相が解散のかの字もないと言っている。それ以上のことを申し上げるべきではない」としたうえで、「解散は首相の専権事項だ」と述べた。
*内容を追加します。
(石田仁志)