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米世帯の半分が急な出費に苦闘、経済格差も鮮明に=FRB調査
2016年05月26日(木)09時47分
5月25日、米FRBが公表した家計調査では、米世帯の約半分が予期しない出費を賄うのに苦労していることが分かった。ニューヨーク州ウエストバリーで昨年11月撮影(2016年 ロイター/SHANNON STAPLETON)
[ワシントン 25日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が25日公表した家計調査では、米世帯の約半分が予期しない出費を賄うのに苦労していることが分かった。また高卒以下の学歴保持者の多くは暮らしぶりが悪化したと感じている。
調査は昨年10─11月に5695人を対象に実施された。
それによると、学士号(大学卒業資格)またはそれ以上の学位を保有する人のうち3分の1が、経済的に良い状況にあるか、快適な生活を送っており、過去1年間に暮らしぶりが改善したと回答する一方、高卒以下の人では改善したとの回答は5分の1にとどまった。
また高卒以下の人では暮らしぶりが悪化したとの回答も5分の1あった。
FRBのブレイナード理事は声明で「全般的には改善の兆しが示されたものの、46%の人は400ドルの急な出費を賄うのが難しいと回答し、22%は2つ以上の仕事を掛け持ちしている」と述べた。
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