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中国の1─3月不動産投資、前年比+6.2%に加速 販売3年ぶり大幅増

2016年04月15日(金)13時26分

 4月15日、中国国家統計局が発表した1─3月の中国の不動産投資は、前年同期比6.2%増加した。大連市で昨年11月撮影。提供写真(2015年 ロイター/China Daily)

[香港 15日 ロイター] - 中国国家統計局が15日発表した1─3月の中国の不動産投資は、前年同期比6.2%増加した。1─2月の3%増から加速した。

販売面積の増加率は2013年5月以降で最高。当局の一連の対策が寄与したとみられている。

1─3月の不動産販売(床面積ベース)は前年同期比33.1%増となり、増加率は1─2月の28.2%を上回った。

オックスフォード・エコノミクスのルイス・クジス氏は「建設の拡大を維持できるかどうかは疑問だ。住宅在庫は多少解消されたが、まだ多すぎる。一段の在庫解消が必要だ」と述べた。

中小都市では、無規律な開発や販売不振を背景に、在庫の解消が進んでいない。

商業用不動産の開発最大手、大連万達商業地産<3699.HK>は先月、過剰供給を理由に、第3級・第4級都市で投資・建設を縮小する方針を示している。

また、上海市と深セン市では、3月下旬に不動産バブル対策が導入されており、住宅販売が急激に減少している。

中国不動産指数システム(CREIS)の調査によると、3月28日開始週に販売された住宅(床面積ベース)は、深セン市で28%、上海市で52%減少。翌週もそれぞれ25%、7.5%減少している。

両市の不動産バブル対策の影響は、5月半ば発表の4月の公式不動産統計にも反映される可能性がある。

*内容を追加します。

ロイター
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