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EUとの合意、欧州司法裁で覆される可能性=英司法相
2016年02月24日(水)19時40分
2月24日、ゴーブ英司法相は、欧州連合(EU)首脳会議が英国のEU残留に向けた改革案で合意したことについて、欧州司法裁によって合意内容が覆される可能性があると述べた。写真はロンドン市内で23日撮影(2016年 ロイター/Stefan Wermuth)
[ロンドン 24日 ロイター] - ゴーブ英司法相は24日、BBCのインタビューで、欧州連合(EU)首脳会議が英国のEU残留に向けた改革案で合意したことについて、全加盟国が支持しても、欧州司法裁によって合意内容が覆される可能性があると述べた。
ゴーブ氏はキャメロン首相に近い人物だが、英国のEU残留の是非をめぐっては離脱支持を表明している。
同氏はBBCに対し、「EUの条約が改定されるまで、欧州司法裁の判断は今回の合意に拘束されることはない」とし、改定がいつ行われるか分からないと述べた。「欧州司法裁は最終的にEUの条約に基づき判断を下すことになるが、今回の合意はまだ条約に盛り込まれていない」とした。
ゴーブ氏の発言を受けて英首相府は声明を発表し、合意内容に法的拘束力がないとの指摘は正しくないと指摘。欧州司法裁が合意内容を考慮に入れることが国際法で定められていると説明した。
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