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正午のドルは113円後半、114円に近づくと上値が重い
2月15日、正午のドル/円は、12日のニューヨーク午後5時時点(113.20/25円)に比べ、ドル高/円安の113.80/82円。写真は都内で昨年6月撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)
[東京 15日 ロイター] - 正午のドル/円は、12日のニューヨーク午後5時時点(113.20/25円)に比べ、ドル高/円安の113.80/82円。
早朝の取引では、海外投機筋が株高を先取りして113.70円付近まで買い上がったが、「日経平均が思ったほど上げなかった」(外銀)といい、いったんドルロングを投げる動きが見られた。
その後、春節明けで2.8%安で寄り付いた上海総合指数が下げ幅を縮小したことや、日経平均が上げ幅を拡大したことなどを好感し、ドルは113.87円付近まで伸び上がった。
ただ、「海外勢を含め、ドルの下値リスクを気にする参加者は多い」とされ、114円に接近すると、上値の重さが意識されやすいという。
中国税関当局が公表したデータによると、1月の人民元建輸出は前年同月比6.6%減少した。輸入は14.4%減だった。この結果、貿易収支は4062億元(623.3億ドル)の黒字となった。
貿易収支は弱い結果となったが、中国株が下げ幅を縮小したことで、リスク回避のセンチメントの広がりにはつながらなかった。