ニュース速報

ビジネス

各国中銀がマイナス金利を導入する可能性=JPモルガン

2016年02月12日(金)11時36分

 2月12日、JPモルガンのエコノミストは、世界的にマイナス金利が導入される可能性があるとの見解を示した。写真はロサンゼルスで2010年10月撮影(2016年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ロンドン 12日 ロイター] - JPモルガンのエコノミストは、世界的にマイナス金利が導入される可能性があるとの見解を示した。

債券買い入れの拡大やフォワードガイダンスによる効果が限定的とし、米連邦準備理事会(FRB)やイングランド銀行(英中銀)でさえ、マイナス金利政策の採用を迫られる可能性があると指摘。金利の下限は多くが想定するよりもかなり低いと結論づけている。

JPモルガンのマルコム・バー、ブルース・カスマン、デービッド・マッキー各氏のリポートによると、FRBは基本的にマイナス1.3%まで、英国はマイナス2.5%、ユーロ圏はマイナス4.5%、日本はマイナス3.45%まで引き下げることができるという。

マイナス金利の状況では、中銀預金金利の最低水準が実質的に市場にとっての既定の参考水準になるとし、「われわれの分析では、これらのスキームの利用で、銀行の収益性を過度に圧迫することなくかなり低い政策金利を設定することが可能なことを示している」と述べた。

バー氏は「マイナス金利政策の国内市場への影響が不透明で微妙な問題のため、各国中銀は慎重に進める可能性が高い」とした上で、米国のリセッション(景気後退)リスクが現実となれば、FRBでさえ検討するだろう、との見解を示した。

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ビジネス

ジャクソンホール会合、景気押し上げへ政府の対策必要

ビジネス

マイナス金利下限に「かなり距離」、量・質も緩和余地

ビジネス

米FRB議長「利上げ論拠強まった」、9月の可能性も

ビジネス

米国株はまちまち、FRB当局者の発言受け不安定な値

MAGAZINE

特集:世界が期待するTOKYO

2016-8・30号(8/23発売)

リオ五輪の熱狂は4年後の東京大会へ── 世界は2020年のTOKYOに何を期待するのか

人気ランキング

  • 1

    日本の貧困は「オシャレで携帯も持っている」から見えにくい

  • 2

    中国で性奴隷にされる脱北女性

  • 3

    日本のアフリカ市場出遅れ、問題は企業サイドに

  • 4

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 5

    マイナス金利「量・質とも緩和余地ある」黒田日銀総裁

  • 6

    アメリカ海軍、ペルシャ湾でイラン艦艇に警告射撃 2日連続で異常接近

  • 7

    ハードウェアも電力も使わずに動く、完全にソフトな「タコ型ロボット」

  • 8

    誘拐事件を繰り返し裕福な生活をしていた、アルゼンチン家族の闇

  • 9

    フィリピン、ドゥテルテ大統領就任後の7週間で麻薬絡みの殺人1800件に

  • 10

    芥川賞『コンビニ人間』が描く、人畜無害な病理

  • 1

    フィリピンのドゥテルテ大統領が国連脱退・中国と新国際組織結成を示唆

  • 2

    海保の精神は「正義仁愛」――タジタジの中国政府

  • 3

    中国で性奴隷にされる脱北女性

  • 4

    オリンピック最大の敗者は開催都市

  • 5

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 6

    歯磨きから女性性器切除まで、世界の貧困解決のカギは「女性の自立」にある

  • 7

    NSAの天才ハッカー集団がハッキング被害、官製ハッキングツールが流出

  • 8

    イタリア中部地震、死者少なくとも159人 多くは休暇シーズンの観光客か

  • 9

    イタリア中部地震で37人死亡、市長「生き物の気配がしない」

  • 10

    実情と乖離した日本の「共産主義礼賛」中国研究の破綻

  • 1

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 2

    中国衝撃、尖閣漁船衝突

  • 3

    戦死したイスラム系米兵の両親が、トランプに突きつけた「アメリカの本質」

  • 4

    フィリピンのドゥテルテ大統領が国連脱退・中国と新国際組織結成を示唆

  • 5

    日銀は死んだ

  • 6

    【原爆投下】トルーマンの孫が語る謝罪と責任の意味(前編)

  • 7

    海保の精神は「正義仁愛」――タジタジの中国政府

  • 8

    トランプには「吐き気がする」──オランド仏大統領

  • 9

    イチロー3000本安打がアメリカで絶賛される理由

  • 10

    競泳金メダリストの強盗被害は器物損壊をごまかす狂言だった

 日本再発見 「世界で支持される日本式サービス」
 日本再発見 「世界で支持される日本式サービス」
アンケート調査
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

0歳からの教育 育児編

絶賛発売中!