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G20で政策協調検討、必要に応じ適切に対応=為替動向で麻生財務相

2016年02月12日(金)10時07分

 2月12日、麻生太郎財務相(写真)は閣議後会見で、足元の為替動向について「かなり荒い値動きがみられる。急激な相場変動は望ましくない」との見方を示した。都内で2015年12月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 12日 ロイター] - 麻生太郎財務相は12日の閣議後会見で、足元の為替動向について「緊張感を持って注視していくと同時に、必要に応じて適切に対応する」考えを示した。今月下旬に上海で開かれるG20では、昨今の金融市場の状況を踏まえた政策協調について検討進めていきたいと語った。為替介入に関してはコメントしなかった。

11日のロンドン外国為替市場では、円相場が一時約1年3カ月ぶりに1ドル=110円台を付けた。麻生財務相は為替の値動きが「かなり荒い」とし、急激な相場変動は望ましくないと述べた。

そのうえで、市場心理は「悲観的過ぎる」と述べ、日本経済のファンダメンタルズはしっかりしていると強調。政府は「市場動向に右往左往することはない」と述べた。

*内容を追加します。

(梅川崇 編集:吉瀬邦彦)

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