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今年の米景気後退確率2割、製造業・サービス不振か=モルガンS

2016年01月23日(土)03時58分

 1月22日、モルガンSが、今年の米景気後退確率は20%と予想した。写真はメリーランド州で夕食を楽しむ人々。昨年9月撮影(2016年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米モルガン・スタンレーのエコノミストは22日、米経済が2016年、20%の確率でリセッション(景気後退)に陥るとの見通しを維持した。製造業活動縮小の兆候に加え、サービス部門でも減速の兆候がみられることを理由に挙げた。

リサーチノートで、米国内総生産(GDP)伸び率が2015年第4・四半期にはほぼ変わらず、2016年は1.8%となる公算が大きいと予想。そのうえで、2016年のGDPが1─1.5%の伸びに鈍化するようであれば、米連邦準備理事会(FRB)が年内追加利上げに動けない可能性が高いとの見方を示した。

エコノミストらは別のリポートでも、最近の株価急落やインフレ期待の悪化は、FRBが年内に利上げを実施しない可能性を示唆していると指摘。「すべての要因を踏まえると、金融状況は12月以降著しくタイト化した。われわれの試算では、利上げ4回分の引き締めに相当する。市場がすでに引き締まった状態にある中で、FRBは利上げを実施することを好まないだろう」とした。

ロイター
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