ニュース速報

ビジネス

日経平均398円安、1万6000円に接近 後場崩れる

2016年01月21日(木)15時41分

 1月21日、東京株式市場で日経平均は大幅続落。序盤は買い先行で上昇幅は一時318円となったが、戻り売りに押されて下げに転じ、安値引けとなった。写真は都内の株価ボード。昨年2月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続落。序盤は買いが先行し、上昇幅は一時318円となったが、戻り売りに押されて下げに転じ、安値引けとなった。東証1部の値下がり銘柄は96%と全面安商状。日中値幅は717円と荒い動きとなったほか、日経平均ボラティリティ指数<.JNIV>は一時43ポイントを超え、昨年8月26日以来の高水準を付けた。

前日の米国市場ではダウ工業株30種<.DJI>が一時565ドル安。シカゴの日経平均先物が一時1万6000円を下回るなど、リスク回避ムードが継続するなか、東京市場では序盤に自律反発狙いの買いが入った。

また安倍首相側近が、来週の金融政策決定会合で日銀は追加緩和をすべきだとの考えを示したと一部で報じられたことなどを背景に、外為市場では一時117円台半ばまでドル高/円安が進行。日本株に対しては「仕掛け的な動きにつられ、買い戻しが広がった」(国内証券トレーダー)という。

米原油先物は1バレル=28ドル台での推移を続けたが、日経平均は後場に軟化した。「オイルマネーとみられる連日の機械的な売り注文に押されている」(国内証券)との声が聞かれたほか、為替が再びドル安/円高方向に振れ、117円を下回ったことも重しとなった。

日銀の追加緩和への思惑による買いが一巡した後、短期筋による売りが強まったことが下落のきっかけとなったとの見方もあった。現物市場での1万6000円割れは辛うじて回避されたが、「原油相場の底がみえないなかで、CTA(商品投資顧問業者)の動きに左右され続けている」(大手証券トレーダー)との声も出た。

岩井コスモ証券執行役員の木村勝氏は「買い手側が様子見となっている。中国市場や原油相場が反転しない限り、反騰につながる資金は入りにくい」と指摘。当面はボラタイルな相場が続くとみている。

個別銘柄では安川電機<6506.T>が一時11%安。20日に2016年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表し、嫌気された。中国でスマートフォンや自動車関連のサーボモーター需要が弱含み、修正後の営業利益の見通しは市場予想をやや下回った。

半面、シャープ<6753.T>が一時20%超の上昇。台湾の鴻海精密工業<2317.TW>がシャープに対し、約6250億円での買収案を提示したとウォール・ストリート・ジャーナルが報じ、材料視された。

東証1部騰落数は、値上がり60銘柄に対し、値下がりが1860銘柄、変わらずが15銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16017.26 -398.93

寄り付き    16466.86

安値/高値   16017.26─16734.58

TOPIX<.TOPX>

終値       1301.49 -37.48

寄り付き     1339.72

安値/高値    1301.49─1359.74

東証出来高(万株) 318594

東証売買代金(億円) 30846.19

(長田善行)

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ワールド

焦点:北朝鮮、ICBM実戦化には新たな核実験必要か

ワールド

アングル:「トランプおろし」はあるか、大統領失職の

ワールド

焦点:トランプ氏の「口撃」、弾劾審議で孤立無援招く

ワールド

米国務長官が人種差別非難、「傷の修復必要」

MAGAZINE

特集:2050 日本の未来予想図

2017-8・15号(8/ 8発売)

国民の40%が65歳以上の高齢者になる2050年のニッポン。迫り来る「人口大減少」はこの国の姿をどう変える?

※次号8/29号は8/22(火)発売となります。

グローバル人材を目指す

人気ランキング

  • 1

    あの〈抗日〉映画「軍艦島」が思わぬ失速 韓国で非難された3つの理由

  • 2

    バルセロナで車暴走テロ、はねられて「宙に舞う」観光客

  • 3

    イルカの赤ちゃん、興奮した人間たちの自撮りでショック死

  • 4

    北朝鮮軍「処刑幹部」連行の生々しい場面

  • 5

    韓国人が「嫌いな国」、中国が日本を抜いて第2位に浮上

  • 6

    「ゴースト」「ドイツの椅子」......ISISが好んだ7種…

  • 7

    韓国・文大統領「日韓の障害は日本政府の変化。日本…

  • 8

    垂れ耳猫のスコフォがこの世から消える!? 動物愛…

  • 9

    トランプに「職務遂行能力なし」、歴代米大統領で初…

  • 10

    北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは...

  • 1

    イルカの赤ちゃん、興奮した人間たちの自撮りでショック死

  • 2

    自分に「三人称」で語りかけるだけ! 効果的な感情コントロール法

  • 3

    米朝舌戦の結末に対して、中国がカードを握ってしまった

  • 4

    軍入隊希望が殺到? 金正恩「核の脅し」の過剰演出…

  • 5

    「ゴースト」「ドイツの椅子」......ISISが好んだ7種…

  • 6

    バルセロナで車暴走テロ、はねられて「宙に舞う」観…

  • 7

    北の譲歩は中国の中朝軍事同盟に関する威嚇が原因

  • 8

    英グラビアモデルを誘拐した闇の犯罪集団「ブラック…

  • 9

    あの〈抗日〉映画「軍艦島」が思わぬ失速 韓国で非…

  • 10

    「ディーゼル神話」崩壊、ドイツがEVへ急転換、一方…

  • 1

    マライア・キャリー、激太り120キロでも気にしない!?

  • 2

    トランプに「英語を話さない」と言われた昭恵夫人、米でヒーローに

  • 3

    日本の先進国陥落は間近、人口減少を前に成功体験を捨てよ

  • 4

    北朝鮮、グアム攻撃計画8月中旬までに策定 島根・広…

  • 5

    イルカの赤ちゃん、興奮した人間たちの自撮りでショ…

  • 6

    エリザベス女王91歳の式典 主役の座を奪ったのはあ…

  • 7

    ロシアが北朝鮮の核を恐れない理由

  • 8

    自分に「三人称」で語りかけるだけ! 効果的な感情コ…

  • 9

    米朝舌戦の結末に対して、中国がカードを握ってしま…

  • 10

    アメックスから見た、日本人がクレジットカードを使…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

全く新しい政治塾開講。あなたも、政治しちゃおう。
日本再発見 シーズン2
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版 別冊

0歳からの教育 知育諞

絶賛発売中!